2012年12月26日水曜日

十分によからん事を好むべからず

 少しでも完璧に近づけようと一生懸命努力する、なんて言うのは賞賛されることが多いですね。ほめられれば本人はなおさら頑張ったりしてしまう。それが続けばいいけど、心身に蓄積された無理はどこかで破綻を来たすことが多いように思うね。

 また、あまりに几帳面で完全を理想とする人は、自分の目から見て他人の不完全と思えることが我慢できないことが多いね。そこで、口出しして文句や責める言葉を相手にぶつければ、心がお互いにとって平穏でなくなるね。

 持ち物などにも随分拘る人がいるが、こういうものに拘りすぎるというのは立派な執着心。限られた人生のなかで、そこに心や時間を費やさなくてもよさそうなのにねって周りから見ると思えるんだけどね。

 あまりに多くを望まなくたって、そこそこのところで充分事足りる場合がほとんどでしょう。過度に良いと思うものを求めすぎない、というのも気を養うという意味で大切な養生なんだな。

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