益軒は、山中に住む人のほうが長生きしやすいと考えていたようだね。知らないうちに森林浴をしているというのもあるかもしれないね。低地より気温が低いから元気を内に閉じ込めてくれるということも理由と考えたみたい。
また、人里離れているからやたらと人と交わる必要がなく、静かにすることができ、あまり便利ではないから自然欲も少なくなり、魚や肉を食べるチャンスも少ないことになる。そんなこと全部ひっくるめて、山中にに住む人が長生きしやすいと考えたみたいだね。
でも現代の日本、どこに住んでいても情報が飛び交っているし、流通も発達しているからねぇ。山のほうに住んでいるから長生きっていうわけにはいかないかも知れないねぇ。
結局はどこに住んでいても、心静かにし、元気を消耗するような付き合いはよしておき、欲をかきすぎず、肉食を控えるのがよいという益軒が考える養生の基本をつらぬく、ということですね。まあ、できる範囲で。
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