2012年10月7日日曜日

誕生させて頂いたありがた~いこの心身

 当たり前と思っていることが、実は極めて有難いことであるということに気づくことは難しい。

 息をしている。このことは普段意識なんてしないから、当たり前と思っているが、呼吸機能が落ちて普段から酸素ボンベのお世話になるようになったりすると、びっくりするくらいありがたい事だと思い知らされる。

 食事をする。当たり前でしょう。でも腸の病気などで、食事制限が必要となる。アレルギーで、食べられる食材が限定される。はては、病気で食事自体ができなくなる。こんな状態になると、普段当たり前にやっている食事が、実はとてもありがたい事だとわかる。

 今、ここに自分がいる。こっれって揺るがしようのない事実でしょ。そう確かに事実かもしれないが、精子や卵子の数、両親が出会った奇跡、祖父母の代でその祖父母が大戦を生きながらえた事実…、どんどん考えていくと、今ここに自分がいる不思議が、ずどーんと心に響いてくるはず。

 反抗期になると、「産んでくれと頼んだ覚えはない。」などと偉そうなことを言ったりするが、頼まずともこの世に生まれ出ることが出来た奇跡を、心深く刻む必要がある。

 生まれ出た自分、その体、それぞれ個性があることだが、せっかく頂いたこの心身を、少しでも長く健やかない保ちたいもの。そのためには日々の養生が必要となる。

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