2016年2月19日金曜日

憂ひて食すべからず



心が穏やかでない状態というのは、自律神経系の調和が乱れているから、消化管の機能も乱れているだろう。

やたらと緊張すればお腹が痛くなるし、悲しみの真っただ中では食欲もわかない。怒髪天を衝くような怒りにあっては、食事以前に血管が破れて命にかかわる事態も想定できる。
食事の養生として、怒っているとき、心配事があるとき、悲しみにあるときなどは、気持ちのコントロールをして食事をするのが望ましいとの指摘は正しいだろう。

また食後に心を乱すようなことも望ましくない。

時間に追われて食事を掻き込むなんて言うのも、体を傷めているのでしょうね。

深い悲しみの時、食欲が湧かなければ無理して食べる必要はない。そのうち自然と少し食べようかなという気になるときがやってくる。何事も、体の声を聴き、流れに任せておれば、体に障ることが少ないのかもしれない。

こんなに悲しい時になぜ食欲が出るの?などと気にする必要はない。生きているのだから。

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