2012年11月18日日曜日

むねの中一所にあつむべからず


 心配、憂い、怒りなどがあると、胸にギュッとくるという感覚は、多くの人がお持ちだと思います。そのような感情があると、気というものが胸の一ヶ所に滞ってしまうからでてくる感覚なのでしょう。

 気はめぐらさなくてはなりません。体全体に行き渡るような感覚でしょうか。しかし七情(怒・喜・思・憂・悲・恐・驚)が起こるとどうしても胸に気が滞ってしまいます。それが過ぎると病の元となります。

 七情が起こっても、気を巡らす意識を持てば良いのかもしれません。さらに良いのは、泰然として七情自体があまり激しく起こらないようにコントロール出来ることかもしれませんが、そこまで行くと悟りの境地かもしれませんね。

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