2013年1月7日月曜日

百病は皆気より生ず

 病は気からというけれど、気というのはなかなかとらえどころがないね。少なくとも目の前に取り出せるようなものではなさそうだね。

 いちおう、先天の気と後天の気という二つに分けるみたいで、先天の気ってえのは生まれながらにして授かった気のエネルギーらしい。で後天の気ってえのは飲食物その他から生まれた後に取り入れるものらしい。

 この気、単に減らさなけりゃいいって言うものではなく、あまり上げたり下げたりせず、良く巡らし、乱れないように調えなさいよというのだが、なんとなくわかるようなわからぬような。 

 まあ、心を整え、疲れすぎず、体はこまごまと動かし、おおらかに暮らすというふうにすれば、元気を保つことができるらしいけどね。

2013年1月6日日曜日

客となつて昼より他席にあらば、薄暮より前に帰るべし


 友人、知人の家を訪れ、会話が弾み楽しくなってくると、ついつい長居になってしまう。でも明るいうちに訪問したなら、薄暮れになる前に帰ったほうがいいね。しゃべっている最中は楽しくても、遅くまで居座ると、そのあと主客ともに疲労がどんと出てくるからね。特に迎える方は、客が帰った後の片付けもあるわけだから、くれぐれも長居はしないこと。

 楽しい時間から離れるのも、ちょっとさみしいかもしれないが、こういう時もほどほどをわきまえる必要があるね。養生の道は、人の生活全般につながっているようだね。

2013年1月5日土曜日

大風雨と雷はなはだしくば、夜といへどもかならずおき、坐すべし


 暴風雨となり雷が激しく鳴り響くようなときには、自然の猛威を恐れて夜も服をきちっと着て起きておくのが良い。

 そう言われてもね、江戸の昔とは違うから、なかなか並みの台風くらいでは現代人は起きておくなんてしないね。それでも昭和の中ころまでは、台風が来るといえば、雨戸を堅く占めたり、飛びそうなものはくくったりしていたけどね。

 ただ、自然の力というのは意識していたほうがいいよね。万事において注意深く生きるというのが、養生訓の伝えたいことの一つなんだろうね。

2013年1月4日金曜日

人の身は、気を生の源、命の主とす

 人にとって「気」というのは大切だね。気の力がなければ、何もしたくないし、できなくなってしまうね。だから、気の具合にまさに気をつける必要があるんだね。

 活動する必要のないときには静かにして、元気を浪費せずたもつようにするし、動いているときにはその気をうまくめぐらせて心身を整えるという具合だね。

 動く必要があるときは時期を逃さず動き、静かにすべきときは動かない。こんな風に意識していると、気を養うことができるんだね。

2013年1月3日木曜日

無用の事いふべからず


 自分の思いと違うことがあれば、心は少し尖っちゃうけれど、そんな時もとりあえずはそんなものだとスッと流しちゃおう。騒がずうるさくせず、心を穏やかに保つようにするのがいいね。

 言葉遣いというのはとっても大切。鋭く尖った言葉や話し方は、相手に向かい傷つけ反発を受ける。なるべく穏やかにして、いらぬことは喋らぬのがよいね。こうしていると、無駄な気を使うこともなく、元気を保つことができるよ。

中を守るべし


 過ぎたるはなお及ばざるがごとし、なんてことを言いますが、人はどうもやりすぎてしまう傾向があるようだね。一生懸命になるのが悪いわけではないのだけれど、頑張りすぎてかえって自分を苦しめちゃうなんての、傍から見てると滑稽に感じてしまうことがあるね。

 養生の道というのは、過ぎてしまうのを控えましょうってことなんだね。飲食にしても、喉の渇きや空腹を満たせばよしとして、満腹になるまで食べたりするなよってことなんだね。

 なんのつもりなのか、最近は腹がはちきれそうになるまで食べなきゃならないという設定のテレビ番組なんかがあるけど、愚の骨頂だね。見ているだけで気分が悪くなるね。芸人さんが体調を壊さないことを願うばかりだね。

2013年1月1日火曜日

莫大の禍はしばしの間こらえざるにおこる


 平成25年の幕開けです。平成となって既に四半世紀。早いものです。こうやって光陰は過ぎ去ります。「門松や 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」。まああまり浮かれすぎずに参りましょう。

 人間ヒョイっと一時の気の迷いというか勢いというか、しまったなんてことをしがち。いっときの浮ついた気持ちのままに行動する癖がつくと、なかなか治らない。そうなると何事においても堪えるということができなくなっちゃうね。身を危うくするね。


 あまり、極端な欲望を追いかけずに、平穏な一年を過ごしてくださいね。